熱々を求める夫に冷めきった妻

仕事から帰宅すると、ルーティンの様に決まった行動がある。


その間、娘と私が夕飯を食べているのだが、夫の分も用意すると、一連のルーティンが終わりテーブルについた夫は、不機嫌に夕飯を温め直しに行くのだ。昔はそんなことはなかった。むしろ夕飯中に話ばかりして料理が冷めていくのが私は嫌だった。


子どももいない時、夫婦共稼ぎの夕飯くつろぎタイムは、話が絶えないほど、お互い会話していたとも言える。


今はどうだろう?
娘に夕飯を食べさせてる間に、夫の帰宅後ルーティン行動の進行具合を確認しながら、絶妙なタイミングで料理を温め直す。


熱すぎてもダメ、ぬるくてもダメ。
夫自身の納得の熱さをピンポイントで見極め、テーブルに着席するタイミングで出すのだ。
ここは、一流レストランか?料亭か?
夫が夕飯を口にする頃、私の食事は冷めている。
でも温めなおしたりしない。さっさと食べて片付けたい。働く妻は食事なんか味わってられない。


冷めきった料理、ワケのわからないこだわりの夫。
美味い、不味いもなく細心の注意を払って出した夕飯を黙って食べる。会話のある楽しい夕食は、いつのまにか過去の遺物へ。


そんな夫を横目に、台所を片付けながら妻の私の心は冷めきっていくのだ。

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